東京都は3日、「起業家による空き家活用事業」で、起業家からの空き家物件に関する相談対応や物件の紹介を行なうコーディネーターを募集すると発表した。空き家を活用した事業プランを考える起業家を補助金により支援する。
コーディネーターは、宅地建物取引業の免許を有する法人であることが条件。6月上旬~2026年3月中旬頃、無料の相談窓口を東京都内に設置し、相談員を配置。起業家からの賃貸借等が可能な空き家物件に関する相談対応や、起業家の空き家を活用した事業プランに適した空き家物件を紹介する。紹介する空き家は、「おおむね1ヵ月以上の使用実績がない都内の戸建住宅(店舗等併用住宅を含む)」が対象。
空き家を紹介し契約締結等まで至った場合10万円、起業家および所有者等と調整した、かつ起業家からの事業計画に対する相談に応じた場合5万円、起業家および所有者等との調整を行なった場合2万5,000円の補助金を、それぞれ支給する。1コーディネーターにつき100万円が上限。補助金対象期間は、補助金交付決定の日から26年度の末日まで。
申請希望者は、25年4月3~25日に、申請書をEメールで提出する。同年5月下旬頃に5社程度を採択する予定。詳細はホームページを参照。