不動産ニュース / 調査・統計データ

2025/4/18

既存マンション成約、2年連続で前年度比増

 (公財)東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は18日、2025年1~3月および24年度(24年4月~25年3月)の首都圏不動産流通市場の動向を発表した。

 同年度の首都圏既存マンション成約件数は3万9,736件(前年度比8.6%増)と、2年連続で前年度を上回った。都県別では、東京都が2万1,469件(同8.0%増)、埼玉県が4,401件(同10.6%増)、千葉県が4,690件(同10.3%増)、神奈川県が9,176件(同8.2%増)。

 1平方メートル当たりの成約単価は平均78万600円(同6.0%上昇)、成約価格の平均は4,939万円(同5.1%上昇)と、いずれも12年連続で上昇し過去最高となった。成約物件の平均専有面積は63.27平方メートル(同0.8%縮小)。平均築年数は25.28年(前年度:23.80年)と、16年連続で経年化が続いている。新規登録物件は18万8,588件(前年度比4.0%減)だった。

 既存戸建住宅の成約件数は1万5,869件(同20.6%増)と、2年連続で前年度を上回り、過去最高となった。新築戸建ての成約件数は7,490件(同51.3%増)と、2年連続で前年度を上回っている。

 なお、25年1~3月の首都圏既存マンション成約件数は1万2,385件(前年同期比25.5%増)と大幅に増加。成約単価は平均で79万8,100円(同5.3%上昇)と、20年7~9月期から19四半期連続で前年同期比プラスに。成約価格は5,011万円(同3.4%上昇)と、12年10~12月期から50四半期連続で前年同期を上回っている。新規登録物件は4万7,810件(同4.6%減)と、5四半期連続で前年同期を下回った。

 既存戸建住宅の成約件数は5,165件(同48.5%増)の大幅増、成約価格は3,933万円(同0.8%下落)だった。

記事のキーワード 一覧

この記事の用語

レインズ

レインズ(REINS)とは、 Real Estate Information Network Systemの頭文字を並べた名称。国土交通大臣から指定を受けた不動産流通機構(「指定流通機構」という)が運営しているコンピュータネットワークシステムの名称である。

続きはR.E.wordsへ

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年11月号
再注目の民泊。市場動向、運営上の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/10/1

「海外トピックス」を更新しました。

vol.433 世界遺産都市マラッカの医療ツーリズム環境【マレーシア】」を更新しました。

医療を目的に渡航する「医療ツーリズム」。マレーシアは近年、その医療ツーリズムの拠点として成長を遂げています。今回は、歴史的街区が有名な国際観光地マラッカの病院を取材。多くの医療ツーリストを受け入れている環境について探りました。…続きは記事をご覧ください☆