不動産ニュース / 調査・統計データ

2025/4/30

24年度の新設住宅着工、3年ぶり増加の81万戸

 国土交通省は30日、2024年度および25年3月の建築着工統計調査を発表した。

 24年度の新設住宅着工戸数は81万6,018戸(前年度比2.0%増)だった。新設住宅着工面積も6,283万平方メートル(同1.0%増)と、いずれも3年ぶりの増加となった。

 利用関係別では、持家が22万3,079戸(同1.6%増)と3年ぶりに増加。貸家は35万6,893戸(同4.8%増)も増加した。分譲住宅は22万9,440戸(同2.4%減)と2年連続の減少。そのうち、マンションは10万5,227戸(同5.0%増)と前年度の減少から再び増加に転じた。一戸建て住宅は12万2,319戸(同8.5%減)と2年連続の減少となった。

 三大都市圏別では、首都圏が総戸数29万1,316戸(同1.6%増)。内訳は持ち家4万6,480戸(同0.8%減)、貸家13万5,162戸(同3.3%増)、分譲10万8,296戸(同0.2%増)。中部圏は総戸数9万1,750戸(同2.7%減)。内訳は持ち家3万4,035戸(同2.6%増)、貸家3万1,783戸(同4.1%減)、分譲2万4,554戸(同11.1%減)。近畿圏は総戸数13万8,306戸(同8.6%増)。内訳は持家2万9,647戸(同2.8%増)、貸家6万6,214戸(同14.4%増)、分譲4万1,907戸(同5.6%増)だった。

 25年3月の新設住宅着工戸数は8万9,432戸(前年同月比39.1%増)。新設着工床面積は682万7,000平方メートル(同40.7%増)と、いずれも2ヵ月連続の増加となった。季節調整済年率換算値は108万戸(前月比34.1%増)と、2ヵ月連続で増加した。

 利用関係別では、持家は2万2,867戸(前年同月比37.4%増)と3ヵ月ぶりに増加した。貸家は4万2,525戸(同50.6%増)と大幅に増加。分譲住宅は2万3,571戸(同22.8%増)と2ヵ月連続の増加。うち、マンションは1万807戸(同20.4%増)と3ヵ月連続の増加。一戸建て住宅は1万2,472戸(同23.3%増)と29ヵ月ぶりの増加となった。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。