国土交通省は30日、2024年度および25年3月の建築着工統計調査を発表した。
24年度の新設住宅着工戸数は81万6,018戸(前年度比2.0%増)だった。新設住宅着工面積も6,283万平方メートル(同1.0%増)と、いずれも3年ぶりの増加となった。
利用関係別では、持家が22万3,079戸(同1.6%増)と3年ぶりに増加。貸家は35万6,893戸(同4.8%増)も増加した。分譲住宅は22万9,440戸(同2.4%減)と2年連続の減少。そのうち、マンションは10万5,227戸(同5.0%増)と前年度の減少から再び増加に転じた。一戸建て住宅は12万2,319戸(同8.5%減)と2年連続の減少となった。
三大都市圏別では、首都圏が総戸数29万1,316戸(同1.6%増)。内訳は持ち家4万6,480戸(同0.8%減)、貸家13万5,162戸(同3.3%増)、分譲10万8,296戸(同0.2%増)。中部圏は総戸数9万1,750戸(同2.7%減)。内訳は持ち家3万4,035戸(同2.6%増)、貸家3万1,783戸(同4.1%減)、分譲2万4,554戸(同11.1%減)。近畿圏は総戸数13万8,306戸(同8.6%増)。内訳は持家2万9,647戸(同2.8%増)、貸家6万6,214戸(同14.4%増)、分譲4万1,907戸(同5.6%増)だった。
25年3月の新設住宅着工戸数は8万9,432戸(前年同月比39.1%増)。新設着工床面積は682万7,000平方メートル(同40.7%増)と、いずれも2ヵ月連続の増加となった。季節調整済年率換算値は108万戸(前月比34.1%増)と、2ヵ月連続で増加した。
利用関係別では、持家は2万2,867戸(前年同月比37.4%増)と3ヵ月ぶりに増加した。貸家は4万2,525戸(同50.6%増)と大幅に増加。分譲住宅は2万3,571戸(同22.8%増)と2ヵ月連続の増加。うち、マンションは1万807戸(同20.4%増)と3ヵ月連続の増加。一戸建て住宅は1万2,472戸(同23.3%増)と29ヵ月ぶりの増加となった。