
名鉄都市開発(株)は4月30日、マルチテナント型物流施設「MCD-LOGI(エムシーディーロジ) 小牧」(愛知県小牧市)の竣工を発表した。同社の物流施設開発事業第1弾となる。
名鉄NX運輸(株)小牧支店跡地で、名神高速「小牧」ICから約4.0km、名古屋高速「小牧南」ICから約2.4kmに立地。敷地面積約2万4,771平方メートル。鉄骨造地上4階建て、延床面積約5万4,372平方メートル。
車両が3階へ直接乗り入れ可能なスロープを設置する。トラックバースを1・3階に備え、最大4テナントへの分割賃貸が可能。荷物用エレベーターを合計8基、垂直搬送機を合計4基実装。将来用として荷物用エレベーターを合計4基、垂直搬送機を合計12基増設可能な仕様とした。
入居テナントに配慮し、休憩ラウンジを2ヵ所設置。1階ラウンジは、緑地帯、屋外テラスやベンチなどのファニチャーを設け、バス停留場の近傍に配置することで、入居テナント専用のバス待合所としても利用できるようにした。4階ラウンジでは、日本の「さくら名所100選」に選ばれた五条川の桜並木を遠望することができる。
BCP対策として、72時間対応の非常用発電機を設置。昨今の異常降雨に備えて、1階床高や重要設備機器の基礎は、想定浸水位の2倍程度の高さとした。
太陽光で発電した再生可能エネルギーを自家消費することで、年間約288tのCO2削減に貢献。全館LED照明で、トップランナー機器の採用等により、ZEB、CASBEE-建築A、BELS 6Starを取得している。