不動産ニュース / 開発・分譲

2025/5/9

渋谷駅街区の大規模再開発、最終章へ/東急他

「渋谷駅街区計画」完成イメージ

 東急(株)と東日本旅客鉄道(株)、東京地下鉄(株)は9日、渋谷スクランブルスクエアの開発と「渋谷」駅の改良、ハチ公広場や東口広場などの広場整備を同時並行で進める「渋谷駅街区計画」の最終章と位置付ける商業施設「渋谷スクランブルスクエア第II期(中央棟、西棟)」(東京都渋谷区)を、5月中に着工すると発表した。

 同計画は、「100年に一度の大規模再開発」として、2010年頃から計画を進めてきたもの。19年に渋谷スクランブルスクエア第I期(東棟)が開業。その後、数度にわたり施工計画を見直しながら工事を進めてきた。今回、27年度の完成を目指してきた「渋谷スクランブルスクエア第II期(中央棟、西棟)」の整備計画の実現にめどが立ち、改めてスケジュール・計画を変更。30~34年度を「まちびらき最終章」と位置付け、再開発を進めていくこととした。

 30年度に「渋谷」駅改良工事の中で移設を繰り返してきた通路や改札、階段などの駅設備や、駅機能を担う主要施設が概成。「渋谷」駅および渋谷の東西南北を地上およびデッキ階で結ぶ多層な歩行者ネットワークが誕生する。JR「渋谷」駅は、改札およびコンコースの整備がおおむね完了。駅の東西を結ぶ最大幅員20m超の自由通路が整備される。

 31年には、「渋谷スクランブルスクエア第II期(中央棟、西棟)」が完成。中央棟は地上10階地下2階建て、西棟は地上13階地下4階建て。延床面積約9万5,000平方メートル。商業フロアは第I期(東棟)と合わせ、1フロア当たりの売り場面積が最大約6,000平方メートルと首都圏最大級の施設となる。

 33年度には中央棟4階に最先端技術を活用したコンテンツを体感できる施設「4階パビリオン(仮称)」などが開業。34年度には「ハチ公広場」などを含めた全体が完成する予定。

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