不動産ニュース / 調査・統計データ

2025/5/16

住宅売却検討者の割合は4年連続で増加

 (株)リクルートのSUUMOリサーチセンターは15日、2024年「住まいの売却検討者&実施者」調査結果を発表した。首都圏在住の20~69歳の男女2万人にスクリーニング調査をした上で、本調査を実施。本調査の有効回答数は1,238人。調査期間は24年12月20日~25年1月8日。

 過去1年間に土地や居住用不動産の売却を主体的に検討した人の割合は20.2%(前回調査比2.2ポイント増加)となった。20年と比べて7.7ポイント増加しており、同年以降は増加傾向にある。
 検討したと回答した人のうち、売却を完了した割合は39.6%(同1.1ポイント増)と4年連続で増加し、20年と比べて13.3ポイント増加した。一方、売却を停止した割合は16.4%(同1.0ポイント減)と4年連続で減少し、20年と比べ12.9ポイント減少している。

 売却検討の理由については、「買い替え」が60.3%(同1.8ポイント増)。「相続・贈与」は22.1%(同3.0ポイント減)だった。年代別に見ると、全体と比較して20・30歳代で「買い替え」の割合が高い結果となった。

 売却しようと思った理由は、「売れるときに売るため」(32.1%)がトップに。以下、「住む場所を変えるため」(27.7%)、「高いうちに売るため」(26.7%)、「より条件の良い住まいに移るため」(25.9%)と続いた。
 高く売るのに有利な時期だと感じていた割合は53.2%(同4.3ポイント減)。一方、不利な時期だと感じていた割合は9.6%(同0.1ポイント減)となった。

 売却検討物件のタイプは「一戸建て」が39.3%(同0.7ポイント減)、20年から5.8ポイント増加している。築年数は「築20年未満」が55.7%(同1.1ポイント増)を占めたが、20年と比較すると7.9ポイント減少した。

 売却検討者の年代は「30歳代」が23.1%(3.1ポイント増)が最も高く、「20歳代」は16.0%(同6.3ポイント減少)と、20年以降で最も低くなった。

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2025/5/12

記者の目を公開しました

「シロアリ被害、発見できるのは今!」を更新しました。
知らずに進行するシロアリ被害…放置すると建物強度が低下。また、気が付かずに売却をしてしまえば契約不適合責任に当たることも…!? 早期発見が望まれますが、普段は床下でうごめいていて自分で見つけるのは難しいものです。しかし春から夏はシロアリが発見しやすくなるチャンスタイムだとか…?専門事業者を取材しました。