不動産ニュース / 開発・分譲

2025/5/19

東急他、「渋谷スクランブルスクエア第II期」を起工

「渋谷駅街区計画」完成予想パース
起工式後、(左から)堀江氏、喜㔟氏、山村氏が取材に応じた

 東急(株)、東日本旅客鉄道(株)(JR東日本)、東京地下鉄(株)(東京メトロ)は19日、商業施設「渋谷スクランブルスクエア第II期(中央棟・西棟)」(東京都渋谷区)の起工式を執り行なった。

 同施設は、渋谷スクランブルスクエアの開発、「渋谷」駅改良、ハチ公広場や東口広場といった広場整備などを同時並行で進める「渋谷駅街区計画」の最終章。中央棟は地上10階地下2階建て、西棟は地上13階地下4階建て、延床面積約9万5,000平方メートル。2031年度の完成を目指す。同施設および同計画の詳細は、過去のニュースを参照。

 起工式後、取材に応じた東急代表取締役社長の堀江正博氏は、「3棟が一体となった『渋谷スクランブルスクエア』は、渋谷の“ハート”として地域のハブ機能を担い、新たな価値とにぎわいを創出するものになる。プロジェクトを通じ、グローバル都市として渋谷の認知拡大に寄与していきたい」と述べた。

 また、JR東日本代表取締役社長の喜㔟陽一氏は「この渋谷の大改造で、ビジネスからエンターテインメントまで多様な目的で、幅広い世代、インバウンドなどさまざまな人が来るまちになっていくと思っている。3月27日に開業した『TAKANAWA GATEWAY CITY』と連携しながら、日本のどこにもないナイトタイムエコノミー(夜間の経済活動)を実現したい」と強調。東京メトロ代表取締役社長の山村明義氏は「工事完成の暁には、銀座線の直上に『スカイウェイ』ができ、歩行者ネットワークが充実する。また、各種広場が完成し、駅・まち一体のコミュニティが形成される。3社で協力して、渋谷のまちづくりを進めていきたい」と話した。

鍬入れの儀に臨んだ(左から)堀江氏、喜㔟氏、山村氏

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