(一社)日本UAS産業振興協議会(以下:JUIDA)、(株)東急コミュニティー、(株)ハミングバードの3社は26日、ドローンを使ったマンション点検ができる技術者の育成を目的とした資格「ドローン点検スペシャリスト」を共同で創設し、第1弾として「マンション外壁編」が始動したことを発表した。
マンションなどの建物点検分野において、ドローンは目視で点検することが難しい高層建物などの点検、赤外線画像などのデータに基づいた客観的な点検結果の提供などでの活用が期待されている。しかし、実際には点検現場で求められる操縦スキルや運用知識の不足といった問題が生じている。
こうした課題を解決するため、AMS(次世代移動体システム)安全ガイドラインの策定・管理などを行なうJUIDA、マンション事業やビル事業を手掛ける東急コミュニティー、ドローンスクール東京グループの運営やドローンを活用したビジネスの事業支援などを行なうハミングバードの3社がそれぞれの強みを生かし、ドローン操縦者を育成する新たな資格「ドローン点検スペシャリスト」を創設した。
「ドローン点検スペシャリスト」のカリキュラム監修をJUIDAと東急コミュニティー、教育をハミングバードが担当。資格取得後にマンション管理の現場で即戦力として活躍できる人材の育成を目指す。