不動産ニュース / 開発・分譲

2025/6/11

日本橋の再開発・首都高地下化で実現するまちをプレゼン

「VISTA」のコンセプト展示。手前の模型は、地下を走る地下鉄を可視化したもので、その隙間を縫うように首都高の地下化工事が進められる。奥の白い建物模型は再開発で誕生する建物群

 (一社)日本橋リバーウォークエリアマネジメントおよび日本橋エリアの5つの市街地再開発組合(※)、首都高速道路(株)は16日より、東京の日本橋川を中心とした5つの再開発区域とその周辺一帯エリア「日本橋リバーウォーク」のプレゼンテーション拠点として開設した施設「VISTA」での情報発信を開始する。運営は、首都高速道路、三井不動産(株)、東京建物(株)、東急不動産(株)。

 現在日本橋川沿いでは「八重洲一丁目北地区」「日本橋室町一丁目地区」「日本橋一丁目東地区」「日本橋一丁目1・2番地区」「日本橋一丁目中地区」の5つの再開発事業と首都高速道路の地下化が推進されている。この再開発区域と周辺一帯を「日本橋リバーウォーク」と名付け、まちづくりを推進しており、4月1日には(一社)日本橋リバーウォークエリアマネジメントも発足した。

 日本橋リバーウォークでは今後、人と川の距離が近い心地良い親水空間、水辺を生かしたイベントや舟運も楽しめる豊かな都市機能を持つ「水都」、かつてはイノベーターだった老舗と新たな挑戦者によるイノベーションの連鎖、これら3つの実現を目指し、官民多様なプレイヤーの連携によりまちづくりを推進していく。

 「VISTA」はこのまちづくりをプレゼンテーションすることを目的に開設したもので、首都高日本橋区間地下化事業の具体的な計画や技術的な側面、日本橋リバーウォークで進められている再開発の全体像、日本橋リバーウォークの将来の姿などについて、映像や模型、パネルなどにより分かりやすく紹介する。

 「室町NSビル」(東京都中央区日本橋室町1-8-3)3階。開館時間は、平日の4つの時間帯(10~11時、11時30分~12時30分、14~15時、15時30分~16時30分)とし、入館は事前予約制。

(※)日本橋一丁目中地区市街地再開発組合、八重洲一丁目北地区市街地再開発組合、日本橋室町一丁目地区市街地再開発組合、日本橋一丁目東地区市街地再開発組合、日本橋一丁目1・2番地区市街地再開発組合

まちづくりのコンセプトや5つの再開発事業の概要をパネルや映像等で紹介
非常に難易度の高い首都高速の地下化工事のポイントなどを解説した展示も

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エリアマネジメント

地域における良好な環境や固有の価値を維持・形成・向上するための取り組みで、地域住民などが主体的に行なうものをいう。和製英語である。

続きはR.E.wordsへ

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