不動産情報サービスのアットホーム(株)は18日、「注文住宅を建てるまでの実態調査」結果を発表した。
今後3年以内に注文住宅の購入を検討している人(検討者)および、過去3年以内に注文住宅を購入(経験者)した23~78歳の男女を対象に、注文住宅の建築に関する調査を実施。回答数は865名。
土地の探し方については「不動産ポータルサイト(アットホーム、SUUMOなど)から探す」が、検討者(65.9%)・経験者(44.8%)ともに最多だった。注文住宅を選んだ決め手については、「設備や間取りを好きなように選べるから」が、検討者(52.7%)・経験者(51.4%)ともに1位。また、検討者については、「家族のライフスタイルに合わせたプランができるから」(52.2%)という回答が僅差で2位だった。なお、注文住宅以外に検討した住宅タイプについては、「新築建売の一戸建て」が検討者(62.8%)・経験者(59.4%)ともに1位となり、いずれも約6割を占めた。
工務店・ハウスメーカーの探し方については、検討者の1位が「不動産ポータルサイト・アプリ」(51.1%)、経験者の1位は「住宅展示場を訪問」(42.7%)に。不動産ポータルサイトを使ったという経験者にポータルサイトを見てよかったことを聞くと、「さまざまな建築事例を見ることができて参考になった」(44.4%)や「事例や土地からなど、さまざまな探し方ができた」(41.7%)、「工務店・ハウスメーカーについて詳しく知れた」(41.0%)等の意見が多かった。
建築について、重視した(したい)ことについては、「耐震性に優れていること」が検討者(55.0%)・経験者(48.9%)ともに最多。続いて「断熱性・気密性に優れていること」が検討者(52.7%)・経験者(46.8%)ともに2位となり、住宅性能に関する項目が続いた。
間取りに取り入れた(取り入れたい)要素については、「ウォークインクローゼット」が検討者(48.9%)・経験者(47.7%)ともに約半数を占めた。経験者の2位は「パントリー」(36.1%)となり、収納に関する項目が続いた。