
野村不動産(株)は26日、新築分譲マンション「プラウド」での「GX志向型住宅」仕様の物件供給を推進すると発表した。7月に販売を開始する「プラウド横浜東神奈川フロント」(横浜市神奈川区、総戸数124戸)を皮切りに、2025年度中に着工する4物件を全戸「GX志向型住宅」仕様とする。
同社は、22年11月以降着工した分譲マンションは、原則「ZEH水準」の仕様としている。さらに、24年5月からはZEH水準を上回る「断熱性能等級6以上」の物件供給を推進しており、すでに6物件を着工した。さらなる省エネ・環境性能向上に対応すべく「GX志向型住宅」仕様の物件供給に取り組む。
マンションを「GX志向型住宅」とするためには、断熱性能等級6以上、再生可能エネルギーを除く一次エネルギー消費量削減率35%以上、高度エネルギーマネジメントの導入等の条件をすべて満たす必要がある。これらを満たすことで、冷暖房効率の向上によるCO2削減や光熱費の削減、ヒートショックの低減や快適な室内環境が期待できる。また、購入の際は「子育てグリーン住宅支援事業」により、1戸当たり160万円の補助対象となる。
初弾となる「プラウド横浜東神奈川フロント」は、JR京浜東北線他「東神奈川」駅徒歩3分に立地する、鉄筋コンクリート造地上10階建てのマンション。住戸は2LDK~4LDK、専有面積約58~84平方メートル。竣工は、26年7月下旬予定。
同物件では、GX志向型住宅仕様とするため、天井部分や熱橋部の断熱補強や外壁部分の断熱性能確保、二重サッシ採用などにより、断熱性能を向上。ハイブリッド給湯器や水回りへの節水機能搭載、高効率エアコンを標準整備(主寝室)など、省エネ性能の向上を図る。