
ラサール不動産投資顧問(株)と(株)NIPPOは6月30日、マルチテナント型物流施設「ロジポート名古屋2」(名古屋市中村区)の竣工を発表した。
「名古屋」駅から約4.8kmと名古屋市中心部に近接。名古屋高速5号万場線「烏森」ICから約1.7kmと高速道路へのアクセスにも優れている。また、名古屋市営地下鉄東山線「岩塚」駅・JR「八田」駅・近鉄名古屋線「近鉄八田」駅徒歩12分と、テナント企業の人材確保の面でも優位性がある。
敷地面積約4万12平方メートル。建物は鉄骨造一部鉄筋コンクリート造地上4階建て、延床面積約8万865平方メートル。
1・2階はバース式で、2階へはスロープを用いて大型車両が直接乗り入れできる。1階は低温度帯を想定した床防熱を実施し、バースではパワーゲート車の接車に対応するなど、冷蔵倉庫としての設備を導入しやすくした。2階はプラットフォームの高さを1.0m、梁下有効5.5mを確保した。設備として、荷物用エレベーター、垂直搬送機をそれぞれ4基ずつ備える。
さらに制震構造を採用したのに加え、洪水や高潮のリスクに備えて受変電設備を2階に設置。72時間稼働できる非常用発電機も用意するなど、BCPにも配慮した。
屋根に最大発電出力1.5MWの太陽光発電設備を設置し、同施設の電力として利用するなど、環境対策も充実。CASBEE「Aランク」、BELS最高ランク、ZEBの取得を見込む。