不動産ニュース / 開発・分譲

2025/7/3

プロロジスアーバン第7弾の錦糸町が竣工

「プロロジスアーバン東京錦糸町1」外観。猿江恩賜公園に近接し、周囲にはオフィスや住宅が集積している

 プロロジスは3日、都市型物流施設「プロロジスアーバン東京錦糸町1」(東京都江東区)の竣工を発表した。「プロロジスアーバン」シリーズの第7弾。

 佐志田倉庫(株)との共同事業。同社が抱えていた既存物件の機能更新ニーズに対し、プロロジスが建て替えを提案。ソリューションを提供した。
 JR総武線「錦糸町」駅から徒歩約8分、東京メトロ半蔵門線・都営三田線「住吉」駅から徒歩約6分と、通勤利便性の高い立地。また、首都高速7号小松線「錦糸町」出入口より約400mと、都心部へのラストワンマイル配送のみならず、都内全域への広域配送にも適している。

 敷地面積2,247.51平方メートル、鉄骨造地上5階建てで、延床面積は6,470.32平方メートル。1階はラストワンマイル配送の拠点としての活用を想定し、車両の出入りもできる専用区画と、上階入居企業のための大型トラックの着車場、共用荷捌きスペースを確保した。1階は床荷重1平方メートル当たり1.5t、梁下有効高4.5m。2~5階は、床荷重1平方メートル当たり1t、梁下有効高3.0m。作業用空調を全館に設置したほか、大容量の電力利用も可能としており、オフィス、R&D拠点、サービスパーツ保管、ショールームなどさまざまな利用が可能。
 事務エリアには、OAフロアを不要とするリーラーコンセント(天井からぶら下がる白いロープ状の電源)をプロロジスの物件では初導入。なおジムエリアの窓からは、近接する猿江恩賜公園の緑をのぞめる。

 1階には国際宅配便事業を手掛ける(株)スコア・ジャパン(東京都江東区)の入居が決定しているほか、3階も設備機器の製造企業の入居が決定している。

 竣工披露パーティで挨拶に立ったプロロジス代表取締役会長兼CEOの山田御酒氏は、「2020年から検討を始め、5年以上の月日を経て竣工したこの物件は、プロロジスアーバンシリーズの中でも立地が良く、そして非常に使いやすい施設として仕上がり、多くの引き合いも得ている」と語った。また、佐志田倉庫代表取締役の佐志田 雄太氏は、「去年当社は創業100周年を迎えた。営業倉庫がこのような新コンセプトの都市型物流施設として完成し、注目を集めていることを大変うれしく思う」と述べた。

原則1フロア1社利用で賃貸する
オフィススペースはOAフロアとせず、リーラーコンセントを採用した

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BTS型・マルチテナント型(物流施設の〜)

物流施設の種類は、その性格によって、大きくBTS型とマルチテナント型に分けることができる。(1)BTS型特定のテナントの要望に応じてオーダーメイドで建設され、賃貸される物流施設。

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