
オリックス不動産(株)は9日、マルチテナント型物流施設「高槻ロジスティクスセンター」(大阪府高槻市)が完成したと発表した。
新名神高速道路「高槻」ICから約6.5km、名神高速道路「茨木」ICから約7.0kmで、関西都心だけでなく、広域配送においても利便性の高い立地。阪急京都線「高槻市」駅まで約2.1kmと、路線バスを利用すると約10分でアクセスできることから、人材確保の面でも優位性が見込める。
敷地面積は2万9,347.26平方メートル。建物は鉄骨造地上4階建て、延床面積6万3,261.53平方メートル。1階と3階に直接アクセス可能なスロープを採用。1階には最大41台、3階には最大42台の10tトラックが同時接車可能なトラックバースを備えることで、効率的な物流オペレーションを可能とした。4階には107席のカフェテリアを用意。カウンター席やソファ席を設け、昼食や休憩を取れる他、コンセント付きデスクの設置やWi-Fi環境を整備し、従業員が快適に働ける環境を提供。さらに別棟にはシャワーブース付きのドライバー休憩室も用意した。
環境配慮の取り組みとして、屋上に太陽光発電設備を設置。天候の影響や夜間などの発電量が不足する場合にはオリックス(株)より非化石証書付き電力を供給、入居テナント企業へ100%再生可能エネルギー由来の電力を提供する。こうした取り組みやLED照明の採用により、ZEB区分における最高ランクである「ZEB」としてBELS評価書を取得済み。また、CASBEE(新築)Aランクを取得している。