（株）東京カンテイは10日、2025年6月の主要都市圏別・主要都市別新築小規模木造一戸建て住宅の平均価格動向を発表した。敷地面積50平方メートル以上100平方メートル未満、最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内もしくはバス20分以内、木造で土地・建物共に所有権の物件が対象。
首都圏の平均価格は5,554万円（前月比2.7%下落）と3ヵ月ぶりに下落した。都県別に見ると、東京都は6,846万円（同5.5%下落）、神奈川県は4,784万円（同5.0%下落）、千葉県は4,314万円（同9.4%下落）と、いずれも3ヵ月ぶりの下落となった。これら3都県は前月に過去最高価格を更新していたが、その勢いは続かず、軒並み5％以上下落した。埼玉県は4,432万円（同0.0％下落）とほぼ横ばいだった。
近畿圏の平均価格は4,072万円（同0.2%下落）と小幅ながら4ヵ月ぶりに下落した。主要府県別では、大阪府が4,033万円（同0.4%上昇）と再び上昇。兵庫県は4,308万円（同0.8%下落）、京都府は3,825万円（同3.9%下落）となった。
中部圏は3,916万円（同5.0%上昇）と4ヵ月ぶりに上昇。愛知県は4,086万円（同9.3%上昇）と3ヵ月ぶりに上昇した。
