不動産ニュース / 開発・分譲

2025/8/4

定借でグロス志向ユーザーに訴求/伊藤忠都市「練馬」

「クレヴィア練馬レジデンス」完成予想図

 伊藤忠都市開発(株)は、フジ都市開発(株)と共同で開発中の定期借地権付き分譲マンション「クレヴィア練馬レジデンス」(東京都練馬区、総戸数83戸)の1期1次販売を、9月中旬にも開始する。交通便やスーパー隣接の生活利便性に加え、定期借地権分譲により総額を抑えることで、価格志向のユーザーに訴求する。

 同物件は、西武池袋線・西武豊島線・西武有楽町線「練馬」駅徒歩10分、都営大江戸線「練馬」駅徒歩12分、西武池袋線「中村橋」駅徒歩9分に立地。敷地面積約2,148平方メートル。土地は期間72年の一般定期借地権。建物は鉄筋コンクリート造地上10階建て、ZEH-M Oriented取得予定。竣工は2026年11月下旬予定。伊藤忠都市開発としては5物件目の定借マンション。練馬駅徒歩圏のマンションは3年ぶりの供給となる。

 建設地は駐車場跡地で、西側が大型のスーパーマーケットに隣接。敷地内には3つの庭園を配置する。住戸は南向き・東向きそれぞれ6スパンの2棟構成。間取りは2LDK・3LDKの14タイプ、専有面積約44~82平方メートル。

 二重床・二重天井、リビング天井高は2,400mm。ディスポーザー、食洗器、フィオレストーンキッチン天板、IoT設備などが標準。また、全戸のリビング・ダイニング・キッチンの天井に、吸音・消臭・調湿性能を併せ持つ天井材「クリアトーン12SII」を、「クレヴィア新川崎」(川崎市幸区、総戸数74戸)に次いで採用。一部住戸には、水道水の硬度成分をゼロ近くまで取り除く家庭用軟水器も導入する。共用の備蓄倉庫も用意。

 1期1次販売の戸数は未定。予定販売価格は5,700万円台〜1億3,900万円台。予定最多価格帯は9,000万円台(4戸)。坪単価は450万円前後を予定。25年3月からホームページでのエントリーを開始し、これまでのエントリー数は630件。マンションギャラリーへの来場組数は70組。反響の6割が地元練馬区在住者。2人家族が4割、3人家族が3割。

 西武線でさらに先となる人気駅「石神井公園」駅圏のマンションが坪600万円台に突入していることから、定期借地権によりグロス価格を可能な限り抑え、70平方メートルで8,000万円台という価格を前面に出し、販売を進めていく。

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