不動産ニュース / 開発・分譲

2025/8/13

大阪市内初のソーシャルアパートメントが開業

「TERMINALS新大阪」の共用部

 (株)グローバルエージェンツ、西日本旅客鉄道(株)(JR西日本)、(株)ジェイアール西日本フードサービスネットは9日、ソーシャルアパートメント「TERMINALS(ターミナルズ)新大阪」(大阪市淀川区、総戸数69戸)を開業した。55室が開業前に契約済みとなっている。

 ソーシャルアパートメントとは、1人暮らし用の個室に加えラウンジやワークスペースなどの共用部を充実させた、交流型賃貸マンション。グローバルエージェンツは首都圏を中心に約50棟・3,000室を展開している。

 グローバルエージェンツとJR西日本は2018年7月、JR西日本沿線の価値向上を目的に業務連携。「TERMINALS新大阪」は、18年10月開業の「TERMINALS高槻」(大阪府高槻市、総戸数55戸)、19年6月開業の「TERMINALS茨木」(大阪府茨木市、総戸数100戸)に続く3弾目で、大阪市内では初のソーシャルアパートメント。元はジェイアール西日本フードサービスネットが保有していた社員寮だった。

 大阪メトロ御堂筋線「西中島南方」駅徒歩9分、JR東海道本線「新大阪」駅徒歩20分に立地。建物は鉄筋コンクリート造地上5階建て。間取り1BR(16.25平方メートル)。賃料は、5万1,000~7万1,000円。最多賃料は6万2,000円。詳細は、過去のニュースを参照。

 全入居者のうち約3割が関東をはじめとした関西圏外からの移住者で、全体の2割以上が勤務地を関西に持たないフルリモートワーカーやフリーランス。全国へのアクセスが容易な新大阪のターミナル機能が評価されたほか、“職住近接”が会社の近くではなく「自宅で快適に働ける」という意味に捉え直された結果、個人の生活の質を最大化する住まいとして同物件が選ばれていると、グローバルエージェンツでは分析している。また、既存のソーシャルアパートメント居住者の移動や再入居者が多いことから、人とのつながりを育むコミュニティ機能も評価されているとしている。

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リモートワーク

従業員が、情報システムを利用して自宅など職場以外の場所で勤務すること。英語のremote working(リモート ワーキング)である。

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