
東急(株)と東急電鉄(株)は、鷺沼駅前地区市街地再開発組合が施行する「鷺沼駅前地区第一種市街地再開発事業」と連携して、2025年冬ごろから鷺沼駅改良工事を実施。駅まち一体の都市空間整備に着手すると発表した。
再開発組合は24年に組合設立認可を受けて同事業を推進しており、東急は事業協力者として事業を支援している。同再開発は、東急田園都市線「鷺沼」駅前の敷地約2.3haが対象。「駅前街区」と「北街区」を再開発し、商業・住宅・公共施設・交通広場を整備するプロジェクト。
「駅前街区」は敷地面積約1万1,170平方メートル。鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造)地上32階地下2階建ての建物を建設する。商業・公共施設(市民館・図書館・大ホール)・住宅・事務所・駐車場などで構成。延床面積は約8万3,193平方メートル。31年度に竣工する予定。
「北街区」は、敷地面積約3,680平方メートル。鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)地上19階地下2階建ての建物で、公共施設(区役所・小ホール)・住宅・駐車場などで構成。延床面積は約2万6,123平方メートル。35年度に竣工する予定。
併せて実施する駅の改良工事は、再開発ビル地下1階に直結する改札口の新設や、新改札とホームをつなぐエスカレーターやエレベーターへの連絡通路の整備、「鷺沼」駅周辺を南北に連絡する自由通路の新設など。着工は25年度冬ごろ、竣工は31年度の予定。