不動産情報サービスのアットホーム(株)は20日、物件画像から洗濯物を検知し、自動でモザイク処理を行なう「不適切画像検出・加工AI(洗濯物)」の提供を開始すると発表した。同社グループのアットホームラボ(株)が開発したAIモデルを活用し、AI開発を手掛けるArithmer(株)(東京都文京区、代表取締役社長兼CEO:大田佳宏氏)と共同で開発した。
不動産会社が建物や土地の外観写真を扱う場合、周辺住宅の洗濯物が映り込んでしまうケースも多く、プライバシー保護の観点から適切な処理を施さなければならない。これまでは、手作業でモザイク処理を行なうなどの業務負担が発生していた。
同サービスでは、画像に映り込んでしまった洗濯物を検知し、自動でモザイク処理を実施する。すでに同社では、物件画像に含まれる人の顔や自動車のナンバープレートなどといったプライバシーにかかわる情報を自動的にモザイク処理するサービスを提供しており、新サービスを組み合わせることでプライバシー保護を強化することができるという。