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コリビング賃貸住宅に特化して開発・供給するHAUN(株)は27日、新たなコリビング賃貸「HAUN(ハウン) 蔵前」(東京都墨田区、総戸数110戸)を報道陣に公開した。9月1日に開業する。
コリビングとは、入居者同士のコミュニティ形成に重点を置いた賃貸住宅のことで、シンプルな専有部と充実した共用部が特徴。
同物件は、「HAUN」シリーズの第3号。都営大江戸線・浅草線「蔵前」駅徒歩6分、東京メトロ銀座線・都営浅草線・東武伊勢崎線「浅草」駅徒歩7分に立地。敷地面積407平方メートル。建物は、鉄筋コンクリート造地上12階建て、延床面積2,162平方メートル。
2階の共用エリアには、5つの空間を用意。ライブラリーリビングでは、ソファでくつろぎながら読書や作業が可能。ワークスペースには1人用ブースも用意した。また、緑を配したセンターテラス、冷蔵庫やカトラリー完備のキッチンスペース、ダイニングルームを設けている。共用エリアでは他の「HAUN」シリーズの物件と同様に、フラワーアレンジメントのワークショップやランチ会などといったイベントの開催を通じ、入居者同士のコミュニティ形成を促していく。
3~12階の各居室の専有面積は、14.5~15.5平方メートル。トイレ、シャワー、洗面化粧台付きで、家具家電を設置済み。一部、バスタブ付きの住戸や家具家電の設置がない住戸も用意した。また、9・11・12階の計3戸をクリエイターとのコラボレーションルームとしている。
なお1階には、地域住民も利用できるコーヒースタンドを10月にオープン予定。夜はバーとしても営業する。入居者がスキマ時間で働くことも可能とする。
6月中旬に入居申し込みの受付を開始したところ、「かなり多くの反響をいただいており、すでに3~4割は申し込みが入っている状況。ターゲットとしている20~30歳代の男女から多く申し込みをいただいている」(同社HAUNプロジェクト責任者・清水彩加氏)という。
募集賃料は月額9万9,000円から。共益費込みの月額の中央値は12万5,000円。6ヵ月・1年・2年のいずれかの定期借家契約。
記者説明会で、同社代表取締役社長の吉嶋法生氏は「2026年には『大崎』『横浜阪東橋』、27年には『千束』『横浜石川町』の開業を予定。その先も4・5件を計画している。日本においては20~30歳代の単身者の住まいの選択肢が非常に限られており、コリビング賃貸住宅を選択肢の一つとしてもらえるよう、早期に30棟、40棟を達成していきたい」と話した。
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