(株)ザイマックス不動産総合研究所は3日、2025年8月の「オフィス空室マンスリーレポート」を発表した。調査対象は、東京23区内の延床面積300坪以上のオフィスビル。
同月の東京23区のオフィス空室率は1.88%(前月比0.18ポイント低下)と1%台に低下した。賃貸面積のうちの募集面積の割合を示す募集面積率は2.89%(同0.24ポイント低下)だった。
エリア別の空室率は、都心5区が1.49%(同0.23ポイント低下)、周辺18区が3.08%(同0.03ポイント低下)。募集面積率は、都心5区が2.46%(同0.30ポイント低下)、周辺18区が4.22%(同0.05ポイント低下)となった。
都心5区では、空室率が高い順に、中央区2.28%(同0.07ポイント低下)、港区1.60%(同0.56ポイント低下)、新宿区1.33%(同0.07ポイント低下)、渋谷区1.25%(同0.17ポイント低下)、千代田区0.95%(同0.01ポイント低下)。
規模別の空室率は、大規模ビル(延床面積5,000坪以上)が1.65%(同0.32ポイント低下)、中小規模ビル(延床面積300坪以上5,000坪未満)が2.14%(同0.01ポイント低下)。募集面積率は、大規模ビルが2.69%(同0.37ポイント低下)、中小規模ビルが3.12%(同0.09ポイント低下)となった。
空室面積は14万6,000坪(同2万3,000坪減)。空室増減量は、増加が2万4,000坪(同1万1,000坪減)、減少が4万7,000坪(同1万3,000坪減)と、減少が増加を上回った。