(株)東京カンテイは9日、2025年8月の主要都市圏別・新築木造一戸建て住宅の平均価格動向を発表した。敷地面積100平方メートル以上300平方メートル以下、最寄り駅からの所要時間徒歩30分以内もしくはバス20分以内、木造で土地・建物共に所有権の物件が対象。
首都圏の平均価格は4,804万円(前月比3.8%上昇)となり、4か月ぶりに上昇した。都県別を見ると、東京都が5,977万円(同7.4%上昇)、神奈川県5,071万円(同0.4%上昇)、千葉県4,116万円(同0.2%下落)、埼玉県4,009万円(同6.2%上昇)となった。東京23区のシェアが拡大したことが、全体の平均を引き上げた。埼玉県は14年4月の集計開始以来初めて4,000万円台を突破した。
近畿圏は平均3,675万円(同0.3%下落)となり、わずかながら4ヵ月連続の下落。主要府県別では、大阪府が3,918万円(同1.8%下落)、兵庫県が3,665万円(同2.7%下落)、京都府が4,319万円(同14.0%上昇)となった。
中部圏は3,477万円(同0.3%下落)で、愛知県が3,684万円(同0.6%上昇)。
宮城県は3,567万円(同4.1%下落)、福岡県は3,673万円(同2.2%下落)だった。