不動産ニュース / リフォーム

2025/9/16

広島で築46年のビルを防災拠点に再生

 広島市で宅建業や建設業、飲食業等を手掛ける(株)メタ不動産(広島市西区、代表取締役:松本真志氏)は16日、築46年のビルを全面的に改修する「HATCH 八丁堀バリューアップ改修事業」を7月に着工したと発表した。

 同事業は、西日本で初めて国土交通省の「中小ビルのバリューアップ改修投資促進モデル調査事業」に採択されたプロジェクト。(株)増岡組が保有するビルを改修する。建物は鉄筋コンクリート造地上4階建てで、延床面積約549平方メートル。店舗・事務所として利用されていた。

 耐震補強工事によりIs値を確保。震度6強クラスの地震での倒壊リスクを低減し、災害時の復旧時間を従来の72時間から24時間に短縮する。また、高効率空調設備やLED照明の導入により電力使用量を35%減、CO2排出量を年間62t削減、光熱費を年間180万円削減する等、省エネ・環境負荷を低減する。

 地域の防災拠点とするため、共用部分に非常用電源を設置するほか、屋上に一時避難スペースを確保。災害時には地域住民・行政・消防と連携できる情報発信ハブとしての機能を設ける。また、3~4階を分割改修し、スタートアップや小規模企業の入居を促進する等、広島都心部の新たな交流・ビジネス拠点として、地域活性化をけん引していく考え。

 完成は26年2月の予定。

7月時点の外観(左)と完成後のイメージ(右)

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