不動産ニュース / 開発・分譲

2025/9/22

札幌の複合開発エリアにエリアマネジメント拠点

 大和ハウス工業(株)は20日、大規模複合開発プロジェクト「マールク新さっぽろ」(札幌市厚別区)におけるエリアマネジメント活動の拠点として、アクティブサロン「sawa(さわ)」をオープンした。

 「マールク新さっぽろ」は、同社とグループ会社の大和リース(株)、医療法人脳神経研究センター新さっぽろ脳神経外科病院、医療法人札幌学院大学などで構成する7者(同コンソーシアム)が共同で進めてきた大規模複合開発プロジェクト。分譲マンション・ホテル・商業施設・教育施設・医療施設等で構成し、2023年11月にすべての街区が完成した。

 同年12月には、同コンソーシアムが、持続可能なまちづくりやにぎわい創出に向けた取り組みを行なうため、北海道ガス(株)と(株)札幌副都心開発公社とともに、(一社)新さっぽろエリアマネジメントを設立。エリアマネジメント活動を行なってきたが、この度、多世代が交流できる新たなにぎわいと憩いの空間創出や地域コミュニティを形成するため、エリアマネジメント拠点として「sawa」を設置した。

 地下鉄東西線「新さっぽろ」駅に直結する複合商業施設「新さっぽろ サンピアザ」(札幌市厚別区)1階に位置。延床面積は約86平方メートル。同ビルを所有する札幌副都心開発が、大和ハウス工業と定期建物賃貸借契約を締結。大和ハウス工業が建物管理責任者となり、新さっぽろエリアマネジメントが運営する。

 子供学習塾や若者の探求プログラムを運営する事業者と連携し、地域住民によるワークショップやカルチャースクールの企画・運営を実施。札幌学院大学の学生を中心としたスタッフが常駐し、さまざまな活動をサポートする。また、多世代が交流できるイベントやパーティー、催事スペースや趣味で集う拠点として地域住民に貸し出す等、多世代が日常的に集う場所として活用していく。

 同社は今回の活動を機に、全国の複合開発プロジェクトにおいてエリアマネジメントに取り組んでいく考え。

「sawa」内観

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エリアマネジメント

地域における良好な環境や固有の価値を維持・形成・向上するための取り組みで、地域住民などが主体的に行なうものをいう。和製英語である。

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