不動産ニュース / 不動産金融・証券化

2025/10/2

不動産小口化商品、30年度の販売総額600億円へ

 (株)エー・ディー・ワークスは9月30日、不動産特定共同事業法に基づく不動産小口化商品「ARISTO」シリーズ3商品の運用を開始した。これにより第3四半期単体の売上は67億7,800万円と、四半期の販売総額で過去最高を記録した。

 新たに販売したのは、第21号商品「ARISTO 恵比寿」(販売総額39億6,500万円)、第22号商品「ARISTO 下北沢」(同19億1,000万円)、第23号商品「ARISTO 白金高輪」(同12億3,000万円のうち9億300万円)。いずれも同社では初となる「信託受益権」スキームの組成で、投資効果やコストは変わらず運用効率化を図れるようになった。

 期初からの販売総額は累計179億1,800万円と前年同期比70%増を達成。年間目標に対して89.5%と好調に進捗している。同社は、2030年度に不動産小口化事業での販売総額600億円を目指している。その目標達成のため、26年度の販売目標を270億円と設定していたが、好調な販売状況を踏まえ、目標の引き上げを検討している。

 なお、9月からは、第24号商品「ARISTO 千代田平河町」(同33億6,000万円)と、第25号商品「ARISTO 横浜」(同29億2,000万円)を発売している。

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不動産特定共同事業法

出資等を受けて不動産取引を行ない、その収益を分配する事業の仕組みを定めた法律で、そのような事業を「不動産特定共同事業」という。1994(平成6)年に制定された。

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