AQ Groupは24日、純木造の賃貸マンション「AQフォレスト赤羽西」(東京都北区、総戸数14戸)が竣工したと発表した。同社が手掛ける純木造賃貸マンションのシリーズ第2弾となる。
「AQフォレスト」シリーズでは、主要構造部に鉄やコンクリートを使わず、木材のみを使用する構法を採用。多くの木材を活用するため、カーボンニュートラル社会の実現に寄与し、森林循環にも貢献することができるとしている。同シリーズの国産材使用率は50%超となっている。
「AQフォレスト赤羽西」は、都営三田線「本蓮沼」駅徒歩10分、JR各線「赤羽」駅徒歩23分。土地面積は約236平方メートル。4階建てで、延床面積は約432平方メートル。耐震等級3、耐火等級4、劣化対策等級3を取得している。木造特有の高断熱性とともに、多重構造の床を採用し、一般的な鉄筋コンクリート造のマンションと同等の遮音性を実現、建築コストも約27%減、工期は3分の2ほど短縮している。
都心部の狭小間口を考慮した設計で、通路や階段等の共用部を建物の中央に配置。全住戸を2面採光・通風のある角部屋としている。専有面積はすべて約25平方メートル・ワンルームで、単身者の入居を想定。木造の建物のため、消臭や除菌、抗菌、抗酸化、ストレスホルモンの抑制といった「フィトンチッド効果」も期待できるとしている。また、無料Wi-Fiやオートロック、宅配ボックス等を導入した。
今後は、「AQフォレスト両国」や「AQフォレスト石神井公園」を含む、都内7現場での開発を予定している。
