不動産ニュース / 開発・分譲

2025/10/29

上野にZEB仕様の区分所有オフィス/ボルテックス

「VORT 上野Plus」外観
オフィスフロア

 (株)ボルテックスは29日、自社で開発したオフィスビル「VORT 上野Plus」(東京都台東区)を関係者に公開した。リースアップ後、区分所有オフィスとしてフロアごとに販売する。

 同物件は、JR線「上野」駅徒歩5分、東京メトロ銀座線他「上野」駅徒歩3分に立地。敷地面積は約360平方メートル。建物は鉄筋コンクリート造12階建て、延床面積は約2,760平方メートル。建設地は地方銀行の支店ビル跡地。

 大和ハウス工業(株)施工のZEB Ready仕様で、外壁や内壁の高断熱化、Low-Eガラス、高効率空調、LED照明等により、一次エネルギー消費量を50%以上削減する。ボルテックスとしては2棟目となるZEB Ready仕様のビル。ビル背面は時間貸し駐車場として運営する。

 1階は共用スペースとして、ミーティングルーム、シェアラウンジ、テレカンブース5台を設置。2階以上のオフィスフロアは、専有面積約178~181平方メートル。水回り2ヵ所、OAフロア、照明コントロール、BGM設備などが標準。

 10月20日からリーシングを開始し、これまで5フロアを契約済み。中小企業の本社事務所などのニーズが強い。ZEB仕様などのハイレベルのビルスペック、駅前の再開発によるエリア価値向上、交通アクセスの良さ等が好感されている。今後、区分所有オフィスとして、7億円前後で販売していく予定。

1階にテナント共用の施設を集約。手前がラウンジ。奥はオンライン会議等のためのテレカンブースで、5台用意した

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ZEB

消費する一次エネルギーが実質的にゼロである建物。英語のNet Zero Energy Building(ネット ゼロ エネルギー ビルディング)の略語である。

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