不動産ニュース / 開発・分譲

2025/10/29

札幌・大通りの再開発が都市再生事業認定

「大通西4南地区第一種市街地再開発事業」完成イメージ

 国土交通省は29日、「大通西4南地区第一種市街地再開発事業」(札幌市中央区)を緊急整備地域(札幌都心地域)における優良な民間都市再生事業計画として認定したと発表した。

 計画地は、札幌市営地下鉄南北線「大通」駅に直結するエリア。事業区域面積は約2万876平方メートル。開発のメインとなる建物は、鉄骨造・鉄筋コンクリート造・鉄骨鉄筋コンクリート造地上36階地下3階建て。敷地面積は約5,029平方メートル。延床面積は約9万9,778平方メートル。参加組合員として平和不動産(株)が参画している。

 同エリアは、1972年の札幌オリンピック開催を契機に地上・地下空間の整備が進められたものの、改修などがなされないままに経過。高度利用が十分になされておらず、大通・創世交流拠点の持続的成長・強化に向けて、中心商業地ならではの魅力やにぎわい、交流・憩いの場、地下鉄との快適な接続、緑・公園との一体性、防災や安全面などにおける改善の必要性が高まっている。

 そこで再開発事業計画では、建物の共同化、土地の高度利用を図るとともに、商業・業務・交流機能の充実、国際水準の宿泊機能としてのハイグレードホテルを導入。広場空間や重層的な歩行者空間の整備、大通以南初のエネルギーセンターの整備をはじめとした自立分散型のエネルギー拠点と環境啓発機能の整備、新たな防災拠点の形成等を行なう。

 2025年に着工済み。竣工は29年の予定。

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都市再生整備計画事業

地域の歴史・文化・自然環境等の特性を活かしたまちづくりのために実施される事業で、社会資本整備総合交付金の交付対象となるものをいう。市町村が作成した都市再生整備計画に基づいて実施される。

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