不動産ニュース / 開発・分譲

2025/11/28

日鉄興和不、中部圏第1弾の物流施設が竣工

「LOGIFRONT名古屋みなと」外観

 日鉄興和不動産(株)とトヨタホーム(株)は28日、物流施設「LOGIFRONT名古屋みなと」(名古屋市港区)が竣工したと発表した。同施設はLOGIFRONTシリーズとして中部圏第1弾となる。

 名古屋第二環状自動車道「南陽」ICから約4km、名古屋高速道路「港明」ICから約4.2kmに位置。名古屋臨海高速鉄道あおなみ線「荒子川公園」駅徒歩19分。名古屋市内に立地し、同施設周辺には大型商業施設やコンビニエンスストア、飲食店などがあるため従業者の雇用面でも優位な環境となっている。敷地面積1万555.80平方メートル、延床面積1万1,533.29平方メートル、鉄骨造・地上4階建て。

 車両と歩行者および自転車の出入口を分離し安全に配慮した動線計画とした。1階に片面バースを備えたBOX型の施設で、2分割でも利用可能な平面計画。荷物用エレベーター・垂直搬送機をそれぞれ2基標準装備し、上下階の荷物の搬送に十分な能力を確保している。キュービクル等の重要設備は屋上に設置し、入居テナントのBCP対応にも配慮した設計とした。

 また、「地域環境のへの配慮」の取り組みとして、同施設では日本製鉄(株)が提供するマスバランス方式を適用したGXスチール「NSCarbolex Neutral(エヌエスカーボレックス ニュートラル)」を、民間ディベロッパーとして初めて大型物流施設に採用。併せて同社の建築ソリューション技術「ProStruct(プロストラクト)」も採用し、これらの製品・ソリューションにより、鉄鋼生産から施工時におけるCO2排出量の約10%削減に成功した。

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物流施設

貨物の保管・仕分けなどのための施設。物流センター、倉庫などであるが、保管機能だけでなく流通加工の機能を備えたものもある。必要な設備は貨物の性質や施設の用途によってさまざまで、その立地は、輸送方法や用途に応じて選定される。倉庫事業者が施設を建設し、賃貸する方法で運営されている場合が多い

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