明海大学不動産学部と(一財)日本不動産研究所は10日、明海大学浦安キャンパス(千葉県浦安市)において、研究交流および専門人材の育成協力に関する協定書を締結した。
両者が2007年に締結した研究交流に基づく諸活動の成果を踏まえ、不動産に関する学際的・実践的な研究での交流を一層推進するとともに、不動産鑑定士等の不動産に関する専門人材を育成していくことが目的。
連携・協力して取り組む項目は、(1)不動産に関する学際的・実践的なテーマの共同研究、(2)相互の研究者および講師・教員の派遣、セミナーの共同開催等の交流、(3)研究に必要な資料、図書等の交換、(4)学術研究にかかる論文、出版物等の成果物の交換。
明海大学学長の中嶌 裕氏は、「学生には高度で実践的に学ぶ機会を提供し、不動産分野における次世代を担う人材として育成していく。これら取り組みは、大きな価値を見出すものと確信している」と挨拶。日本不動産研究所理事長の宮内 豊氏は、「さまざまな可能性を含む不動産について学び、自分に合った分野で活躍していただきたい」と話した。
これら取り組みを推進するに当たり連絡協議会を設置し、具体的な事業の実施時期および内容等について協議。毎年、取り組みの実績や成果等についての検証を行なっていく。同協定の有効期限は2年とする。
