不動産ニュース / 開発・分譲

2025/12/15

三井不他、大阪市で危険物倉庫併設の物流施設

 

「SGリアルティ・MFLP大阪加島」完成予想パース

 三井不動産(株)とSGリアルティ(株)はこのほど、大規模マルチテナント型物流施設「SGリアルティ・MFLP大阪加島」(大阪市淀川区)に着工した。両社による共同事業案件。

 名神高速道路「豊中」ICから約5.4km、「尼崎」ICから約4km、関西全域への配送に適した立地。さらにJR東西線「加島」駅から徒歩約4分と雇用確保に有利なほか、計画地の周辺10km圏内には大阪梅田等の大阪中心エリアや工場が集積する尼崎エリアがあり、ラストマイル配送にも適している。

 敷地面積は約9万4,302平方メートルで、建物は鉄骨造地上6階建てで、延床面積は約21万1,798平方メートル。関西圏では希少な危険物倉庫を併設し、リチウムイオンバッテリーや化粧品、塗料、漂白剤、殺虫剤などの保管・配送に対応する。また精進化に伴う倉庫内自動化や労働環境改善のための倉庫空調の設置に対応すべく、入居区画面積当たり35VA/平方メートルの電気容量を確保し、テナント企業の運用に柔軟に対応できる環境を整備する。
 また従業員の雇用環境に配慮し、売店、カフェテリアスペース、ラウンジ、デッキテラス等を共用施設として整備する。

 免震構造、非常用発電機の設置や備蓄品倉庫の完備など、BCPに対応するほか、屋上屋根への太陽光発電設備の設置や1万2,000平方メートルの緑地計画などにより、最高ランクの「ZEB認証取得、DBJ Green Building認証の最高位取得等を予定している。

 佐川急便が1階約1万6,000平方メートルを利用する予定。竣工は2027年9月末。

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