プロロジスは18日、マルチテナント型物流施設「プロロジスパーク北上金ケ崎」(岩手県金ケ崎町)の竣工式を執り行なったと発表。すでに75%の面積において賃貸契約を締結している。
東北自動車道「北上金ヶ崎」ICの隣接地に立地。秋田自動車道や釜石自動車道が交わる地点に位置し、盛岡市へ約60分、仙台市へ約90分、秋田市へ約120分と、東北広域配送をカバーできる。また、東北新幹線「北上」駅から車で約15分、東北本線「金ケ崎」駅から約10分とアクセスしやすく、雇用にも有利な立地。
敷地面積は7万8,484.31平方メートル、鉄骨造地上2階建て、延床面積は5万5,112.26平方メートル。両フロアとも有効天井高は約5.5m、床荷重は1平方メートル当たり1.5tを確保した。1・2階を縦に一体利用できるメゾネット型。荷物用エレベーターを備え、将来的には垂直搬送機の追加にも対応できる。
1階には建物内部を通る2つの車路に沿って着車できる高床式トラックバースを設け、天候に左右されないスムーズなアクセスと荷捌きをサポートする。降雪時にも安全で効率的なオペレーションを確保するため、施設側で除雪サービスを提供。雨どいに融雪ヒーターを整備するほか、雪置き場は外構スペースの利用を妨げない位置に設置する。
全長約280mという施設の特性に合わせ、1階の各専有部の事務所横にラウンジと給湯スペースを配置。共用ラウンジはあえて設けず、来客対応や休憩に適した環境を各区画内で完結できるようにした。常時有人警備を実施するなどセキュリティ面にも配慮する。
なお、隣接地にはBTS型物流施設「プロロジスパーク北上金ケ崎2」の開発が決定している。
