ミサワホーム(株)は23日、同社ストック事業に関する説明会を開催。不動産流通事業およびリフォーム事業の今後の計画等について、同社取締役常務執行役員ストック事業本部長の五十嵐 茂氏らが説明した。
同社ストック事業の2024年度売上高は1,057億円(20年度比約22%増)。営業利益は55億円となり20年度の8億円から大幅に増加。同社全体の営業利益の3割を占め、収益の柱に成長した。「25年度の売上高は前年度比2~3%増を見込んでいる。業務効率化による生産性改善をもう一段進めることで、さらなる成長目指す」(五十嵐氏)。
不動産流通事業は、24年度の不動産仲介実績は取扱件数約2,000件、取扱高約500億円、手数料収入は約23億円。そのうち注文住宅建設の土地なし客向けの土地仲介を除くと、手数料収入は約11億9,000万円で20年度に比べて約16%増加した。同社オーナーの住宅の取引が同6%増、それ以外の一般建物仲介が同26%増と成長している。
また買取再販も好調で、24年度は96棟を成約し、売上高は47億9,000万円(同97%増)と大きく成長している。仲介同様に一般建物の売上高が20年度に比べて約181%増加するなど、成長エンジンとなっている。
今後、時期等は未定としたが、同社の不動産仲介・買取再販の総合ブランドを立ち上げる計画を明らかにした。「ハウスメーカーの不動産流通事業という強みを発揮できる形で事業を拡大していきたい」(同氏)。
一方、リフォーム事業の売上高は24年度が710億円(同約28%増)。そのうちオーナーリフォームが397億円(同12%増)、一般リフォームが313億円(同55%増)となった。21年から展開している全面改装リフォーム「まるまるリフォーム」では、一般的な戸建て・マンションだけでなく築古の日本家屋にも対応。このほかオフィスや旅館といった事業用のリフォームにも幅広く対応している点が好調の要因だ。
営業展開については、総合住宅展示場に出展している同社既存モデルハウスをリフォーム提案にも対応できるものに改装するほか、新築モデルハウスでも注文住宅・既存住宅・建売・リフォーム・マンションリノベなど幅広く対応できるようにするなどといった取り組みを展開する。建材や設備の単体陳列する従来型のショールームから脱した「空間提案型ショールーム」の展開も積極化していくという。
また、両事業では、ウェルネス事業をはじめとした他事業との連携を重視。部門合同での研修等により不動産流通事業では相続や終活、リフォーム事業では介護対応のリフォーム提案などに、ウェルネス事業での知見を生かしていく。
