阪急阪神不動産(株)は17日、(株)LIXILおよび慶應義塾大学と、ZEHマンションにおける室内環境・居住者の快適性・健康について検証する産学共同プロジェクトを実施し、その結果を発表した。170世帯以上を対象としており、国内最大級の規模という。
ZEHマンションが快適性や居住者の健康にどのような影響を与えるかを、客観的・科学的に可視化するのが目的。大阪府箕面市と茨木市にまたがるニュータウン「彩都」において、阪急阪神不動産が分譲したZEHマンション(総戸数372戸)と非ZEHマンション(総戸数885戸)を比較。室内の温湿度・表面温度などに加えて、起床時の血圧や睡眠の質といった居住者のバイタルデータも収集して分析する。
実証期間は冬季(2025年2月1~28日)と夏季(同年8月25日~9月24日)のそれぞれ1ヵ月ずつ行なった。結果、冬季は明け方・夜間共にZEHマンションの方が非ZEHマンションに比べ居間の室温が高く保たれ、また夏季についても、居間の室温・壁表面温度共にZEHマンションの方が一日を通して低く保たれていた。
同社では、こうしたデータをさらに詳細に分析し、ZEHマンションの快適性や健康性を具体的な価値として明確に示していく考え。さらに、従来のZEH基準を上回る「GX ZEH基準」の普及を積極的に推進していく。
