(株)東京カンテイは2日、中古(既存)マンション相場価格の推移(2025年7~12月)調査結果を公表した。築10年(プラスマイナス5年以内)、最寄り駅から徒歩15分以内、既存流通事例数が3件以上もしくは総戸数の2%以上の条件を満たす物件を対象に調査を実施。事例の価格は、同社独自のロジックにより、4階・中住戸・南向きに補正したものを用いている。
首都圏の既存マンション相場価格(坪単価)は、462万3,000円(前期比8.2%上昇)と、26期連続の上昇。24年以降は力強い上昇が続いている。
エリア別では、東京都が566万6,000円(同9.1%上昇)と、引き続き圏域平均をけん引している状況。都心部も一時期に比べ鈍化したとはいえ、依然として高い上昇率を示している。また、神奈川県が306万3,000円(同5.9%上昇)、埼玉県が253万6,000円(同4.9%上昇)、千葉県が233万1,000円(同2.5%上昇)といずれも上昇。神奈川県は300万円台の大台に達している。
近畿圏は268万7,000円(同4.5%上昇)と、4期連続の上昇。エリア別にみると、大阪府が271万5,000円(同4.1%上昇)、京都府が332万9,000円(同6.1%上昇)と、4期連続のプラスに。兵庫県242万1,000円(同3.1%上昇)、滋賀県179万円(同4.7%上昇)においても、緩やかな上昇基調が続いている。今期も、奈良県と和歌山県を含めたすべての府県で続伸する形となったが、上昇度合いに差もあり、和歌山県(同0.6%上昇)に限っては他に比べかなり小幅な上昇。
中部圏は182万円(同0.4%上昇)と、小幅ながら4期連続で上昇した。愛知県184万8,000円(同0.7%上昇)、静岡県185万3,000円(同0.7%上昇)はプラスを維持したものの、上昇度合いは鈍化。対象物件が政令指定都市に集中している静岡県は、引き続き愛知県の水準をわずかに上回っている。一方、岐阜県143万3,000円(同3.6%下落)、三重県147万2,000円(同0.1%下落)においてはマイナスに。4県とも前期から下振れる動きをみせたことにより、圏域平均の上昇率は小幅にとどまった。
