不動産ニュース / リフォーム

2026/3/13

コスモスI、アパートメントホテルで既存ビル再生

「UCHIWA STAY OSAKA NAMBA」外観。オフィスビル時代ほぼそのまま
100平方メートル近い面積のため、大型のダイニングテーブルやベンチなどを設置しても、まだゆとりがある

 (株)コスモスイニシアは、アパートメントホテルを使った既存ビルの再生事業を展開していく。グループ旅行や多世代ファミリー向けのアパートメントホテルブランド「UCHIWA STAY」を立ち上げ、2025年12月に初弾施設「UCHIWA STAY OSAKA NAMBA」(大阪市中央区、客室数6室)を開業。今後も関西エリアを中心に新たな施設展開を図る。

 同事業は、同社の西日本支社が独自の事業として提案した。大阪エリアはAクラスビルの大量供給により中小既存ビルの空室率が拡大。一方で、インバウンドを中心にリーズナブルに宿泊できるグループ旅行等向けの客室が求められていることから、既存ビルを使ったホテルを着想した。既存ビルを使いオペレーションも極力省人化することで、同社が18年から展開しているアパートメントホテル「MIMARU」よりも多い定員と、リーズナブルな宿泊料金を実現する。

 初弾の「UCHIWA STAY OSAKA NAMBA」は、大阪メトロ御堂筋線「なんば」駅徒歩10分に立地。黒門市場や心斎橋などの観光地が徒歩圏内。12年築の地上5階建てビル(延床面積約980平方メートル)を所有者の不動産会社から借り上げ改修した。

 1階が駐車場とフロント、5階がストレージで、客室は2~4階で1フロアに2室。客室面積は97~99平方メートル。最大8人まで対応できるよう、メインのベッドルームとは別に部屋を設けている。長期宿泊に対応するためのキッチンや大型ダイニングスペースを設置。また建築基準法上、居室の面積が制限されることから、水回りにゆとりを持たせ、大型のカウンターテーブルやベンチなど、宿泊客それぞれが居室以外でくつろげる居場所を作った。玄関土間やスーツケース置き場などにも面積を割いている。室内デザインは和モダンが基調。オフィスビルの階高を生かして、折り上げ天井とした。

 客室料金は10万円~。現在の稼働率は6割前後。平均宿泊数は3泊。アジアを中心としたインバウンドの多世代ファミリーが9割を占め、日本人は若者グループが目立つという。

 チェックイン・アウトなどオペレーションはオンラインだが、バックヤードにはスタッフが常駐している。これにより、旅館業法上の「駆けつけ要件」に対応できるため、近隣エリアでの新たな施設展開も検討していく。

造作による2段ベッドだけで6人が寝られる。別の部屋に2つ布団を敷くことで最大8人宿泊に対応
フロントは無人だが、バックヤードにスタッフが常駐

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