(株)大京は20日、ZEH-M仕様の新築マンションの室内環境が居住者の健康や快適性に与える影響に関する研究結果をまとめ、公表した。(株)穴吹工務店、(株)イズミコンサルティング、近畿大学建築学部、大阪大学大学院医学系研究科と共同で行なったもの。
大京と穴吹工務店のZEH-M仕様の新築マンション契約者130世帯・185人を対象に、入居前と入居後の住環境を比較し、その健康への影響を調べた。冬季、入居前・後それぞれ約3週間ずつ、室温・血圧・脈拍を測定するとともに、住居の快適性や健康状態に関するアンケート調査を実施した。加えて、イズミコンサルティングが入居後のZEH-M住居の温・湿度などの室内環境を測定し、温熱環境シミュレーションを行なった。
これらのデータを近畿大学と大阪大学が共同で研究・分析。入居前後の血圧変化については、全体では大きな変化は見つからなかったものの高血圧患者や60歳以上のモニターでは降圧効果がみられた。また、リビングや寝室の快適性について、リビングでは「暖房が効かずに寒い」と感じる人が入居前後で37%減少、寝室についても「寒くて眠れない」と感じる人が19%減った。目のかゆみやアレルギー性鼻炎といった体調についても、入居前後で改善する傾向がみられたという。
大京と穴吹工務店は今後、今回の研究で得られた知見を生かし、さらなる快適性の向上を目指していくという。
