不動産ニュース / 開発・分譲

2010/6/9

横浜最大規模の建替事業「横濱紅葉坂レジデンス」販売開始/新日鉄都市開発、三菱地所

「横濱紅葉坂レジデンス」外観パース
「横濱紅葉坂レジデンス」外観パース
「今回のプロジェクトは、“時の利”“土地の利”“人の利”に恵まれた」と語った新日鉄都市開発取締役住宅事業部長・林氏(中左)。「パートナー事業部では建替事業推進室をつくるなど、力を入れている。同事業の代表作になれば」と語った三菱地所パートナー事業部長・森本氏(中右)
「今回のプロジェクトは、“時の利”“土地の利”“人の利”に恵まれた」と語った新日鉄都市開発取締役住宅事業部長・林氏(中左)。「パートナー事業部では建替事業推進室をつくるなど、力を入れている。同事業の代表作になれば」と語った三菱地所パートナー事業部長・森本氏(中右)

 (株)新日鉄都市開発と三菱地所(株)は、マンション建替えプロジェクト「横濱紅葉坂レジデンス」(横浜市西区、総戸数368戸)マンションギャラリーの6月12日オープンに先立ち、記者発表会を開催した。

 同プロジェクトは1958年に竣工し、築50年を経過した「花咲団地」(総戸数88戸)の建替えプロジェクトで、横浜市内の建替えプロジェクトとしては過去最大級の物件となる。
 敷地面積1万2,749平方メートルに居住棟3棟と共用棟1棟を建築。延床面積は4万349.34平方メートルとなる。

 重厚な雰囲気を演出するラウンジやライブラリー、2つのゲストルームやコミュニティを育むキッチンスタジオ、コミュニティルーム、ルーフテラスなど、大規模物件ならではの共用施設を設置する。
 また、安定した地盤のもと免震構造を採用し、建物自体に対するダメージの低減や室内の家具の転倒などを防ぐ仕様とした。

 さらにもみじの景勝地であった紅葉坂の風景を再生するため、坂沿いの公開空地にイロハモミジやノムラモミジを植栽し、「紅葉を楽しむ庭」を配した。居住者のみならず紅葉坂を訪れる人が楽しめるようにベンチも設置した。

 外観は、赤レンガ調のタイルとガラスによってデザインし、横浜の伝統と先進性を表現。また、ガス灯や石積みのゲートウォール、アイアンワークによる門扉など、横浜を象徴するモチーフを取り入れたゲートスペースとした。

 住戸の間取りは1LDK~4LDK。専有面積は51.61~118.01平方メートル。予定販売価格は3,000万~1億1,000万円台。
 すでに3,000件の問合せがあり、横浜市内からの反響は7割程度、30~40歳代が中心となっている。
 
 会見で新日鉄都市開発取締役住宅事業部長の林 英治郎氏は、「建替え事業は時間もかかり、簡単な事業とはいえないが、マーケットは確実に増えていく。今後も企業として実績をつくっていきたい」と語った。

 また、三菱地所パートナー事業部長・森本一彦氏は「当社では、『横浜ランドマークタワー』の開発をはじめ、長い間関わってきており、愛着のある地。一人でも多くの人に長く住んでほしい」などと語った。

 販売開始時期は2010年7月上旬、竣工は同年11月の予定。

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