不動産ニュース / 開発・分譲

2010/11/26

高層複合タワー「渋谷ヒカリエ」12年春にオープン/東急電鉄

「渋谷ヒカリエ」外観パース
「渋谷ヒカリエ」外観パース
「東急シアターオーブ」内部パース
「東急シアターオーブ」内部パース

 東京急行電鉄(株)は25日、開発中の「渋谷」駅周辺都市再生プロジェクトの第1弾となる高層複合タワー「渋谷ヒカリエ」(東京都渋谷区)および東急東横線地下化工事に関する説明会を開催した。

 「渋谷ヒカリエ」は、2008年3月に東京都市計画都市再生特別地区の都市計画に基づき「渋谷」駅東口の旧東急文化会館の跡地に建設される、オフィス、文化施設、商業施設からなる複合ビル。敷地面積は約9,640平方メートル、延床面積は約14万4,000平方メートル。地上34階地下4階、高さ182.5mで、東急東横線・東京メトロ副都心線の「渋谷」駅に直結する。

 ガラスを中心とする透明感のあるファサードを採用。また、「Live・Open・Synergy」をデザインコンセプトに、渋谷のまちや駅への多様なアプローチを可能とする歩行者ネットワークの整備に加え、先進の環境性能を備えている。地下3~地上7階は商業施設となり、8階はアーティストの表現の場となる「クリエイティブ・ラボ」、9階は情報発信性の高いイベントを開催するための「エキシビジョンホール」とし、11~16階には宙空のミュージカル劇場「東急シアターオーブ」を建設。約2,000席の本格的ミュージカル劇場で、近未来的な球体フォルムとすることで、宇宙に浮かぶ劇場を表現している。
 また、高層部18層のオフィスフロアは、総貸面積が渋谷エリアで最大級の約3万8,000平方メートル。柔軟性に富んだ整形の大空間により多様なワークスタイルに対応できる仕様となっている。

 説明会において同社渋谷開発事業部事業計画部統括部長・西澤信二氏は「『ヒカリエ』の開発は半分近くまで進捗しており、渋谷新文化街区プロジェクトのリーディングプロジェクトとなっている。人が集まる施設としていきたい」などと語った。なお、同施設の開業は12年春を予定している。

 また、あわせて東急東横線「渋谷」駅~「代官山」駅間で工事が進んでいる地下シールドトンネル部を公開した。同事業は、東武東上線・西武池袋線から東京メトロ有楽町線・副都心線を経て、東急東横線およびみなとみらい線までを一つの路線として形成し、都市交通のさらなる利便性の向上や円滑化が図り、東京の都市再生に寄与する。12年度に開通する見込み。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年6月号
本業に意外な効果!?不動産事業者のサイドビジネス
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/5/1

「海外トピックス」を更新しました。

Vol.428 クアラルンプールにはなぜこんなにショッピングモールがあるのか【マレーシア】」を更新しました。

熱帯気候のマレーシア、クアラルンプールの人々が日中集まるのがショッピングモール。暑さ、湿度、雨などに煩わしい思いをすることなく、朝から晩まで過ごすことのできるショッピングモールは住民にとってなくてはならない存在のようです。こうした背景から、中間層以上にむけた都市開発の根幹とされることも多いそうです。しかし、中には問題もあるようで…続きは記事をご覧ください☆