不動産ニュース / 開発・分譲

2001/12/21

三菱地所、マンション住宅性能表示システムの内容を強化

 三菱地所(株)は21日、「住宅性能表示制度」の施行にともない、マンション住宅性能表示システム「CHECK EYE’S」を導入してから一年経過したことを機に、ユーザーの声を反映し、空気環境面でさらなる充実を図ると発表した。

 同社では、首都圏を中心に導入件数40物件、2,500戸を超える同システムについて、住宅性能説明会や物件ごとのアンケートを実施したところ、ユーザーの住宅の品質・性能に関するニーズは確実に高まり、建築構造・躯体はもとより、ホルムアルデヒド対策・喚気対策等の「空気環境に関すること」についての意識が高くなっていることが判明した。
 そこで今後は同システムにつき、住戸内のより快適な空気環境のため、住戸専有部の壁・天井等に使用する下地材にホルムアルデヒドの吸着・分解効果のあるせっこうボード(商品名:タイガーハイクリンボード)を採用。また2002年1月引渡分より、ホルムアルデヒド放散のために24時間喚気システムの稼働を促す「チェックアイズシール」を作成し、住戸内に貼付することで入居時のユーザーの注意喚起を促すなど、システムの充実を図っていくとしている。

 なお同日、JR東京駅前に建設中の丸ビルを、2002年9月6日にグランドオープンすると発表。これに伴い、丸の内仲通りに面する丸ビル1階の西南角に誕生する『アトリウム広場』の名称を一般公募する。同広場は6層吹き抜けのガラス張り仕様、国内外企業のプロモーションや、アート・音楽等様々なイベントも行なわれ、情報文化を創造、発信するスペースとなる予定。
 募集期間は、2001年12月24日~2002年2月28日(2002年4月発表予定)。詳細は「marunouchi.com」(http://www.marunouchi.com/)を参照のこと。

◇問合せ先:三菱地所(株)丸ビル開業準備室 Tel 03-3287-4847

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