(株)東急コミュニティーは、同社が開発のインターネットを利用した家庭内情報盤「コミュニティーウェブ」実用第1弾物件の居住者を対象に行なったアンケート結果を発表した。
「コミュニティーウェブ」は、インターネット常時接続環境で、生活利便性の向上を図るコンテンツ機能を搭載し、セキュリティー、インターホンを一体化した家庭内情報盤。2001年6月に、実用第1号物件として「ブロードコート池上」(東京都大田区、総戸数95戸)でサービスを開始している。
同調査は2001年10月に行なわれ、92戸の男性48名、女性44名からの回答をまとめたもの。なお、回答者のパソコン保有率は84.8%で、平均保有台数は1.38台。
利用状況は、「よく利用」「時々利用」をあわせ7割が同サービスを利用しており、うち「役立っている」と感じている人が約6割に達した。その理由としては、メール着信ランプや来客録画、宅配ボックスのチェック、防犯など便利で安心して日常生活を送れるなどがあがった。また、同サービスでは、居住者所有のパソコンを3台まで接続可能としているため、主に利用する情報はとの問いには、ホームページ閲覧とメールがともに5割を超える結果となった。同社では、コミュニティーウェブの機能としての手軽さ、簡単さと、即利用点が高い評価につながったものと見ており、用途に応じてパソコンとの使い分けがされているとしている。今後掲載して欲しいコンテンツとしては、病院、近隣商店などの地域情報を要望する声が多かった。
これらの結果から同社では、家庭内情報盤はすでにある機器類や機能の利便性を向上させていくことに価値があり、個々のマンションに特化した情報を広く深く提供できることが、一般的なインターネットマンションとの差別化につながっていくと考えている。