東京建物(株)、伊藤忠都市開発(株)、有楽土地(株)、(株)新日鉄都市開発、名鉄不動産(株)の5社は4日、現在建設中の首都圏最大級マンション「BIG ORANGE」(正式名称:ガーデンアソシエ、神奈川県横浜市、総戸数1,502戸)の第1期(353戸)の登録受付を2月22日から3月1日まで行なったところ、即日完売したと発表した。
JR「大船」駅北側に建設中の同物件は、最寄り駅より徒歩10分圏内の分譲マンションとしては首都圏最大級の総戸数1,502戸、計画人口約5,000人からなる大規模プロジェクト。
第1期販売では、11月の事前広告から約5,000件の資料請求があり、1月25日のモデルルームオープンから登録受付終了までの来訪者数は約4,200組。登録者総数は780件。販売価格は3,310万円(3LDK、83.70平方メートル)から6,450万円(4LDK、135.00平方メートル)で、最多販売価格帯は4,500万円台。平均倍率2.2倍、最高倍率27倍での即日完売となった。
登録者は、30歳代が37%と最も多く、次いで50歳代(35%)、40歳代(20%)の順。家族数は、2人が37%、3人が29%、4人が25%となった。年収別では、800万円以下が47%、800万円~1,000万円未満が18%と、1,000万円未満が6割を占めた。
即日完売となった理由として、同社では、最寄り駅より徒歩10分圏内という恵まれたロケーションに加え、平均専有面積が95平方メートル超というゆとりある設計、3LDKから5LDKまで約200タイプを用意した個性的な住戸プランが評価されたことを挙げている。
なお、第1期の販売結果をふまえ、3月15日より第1期2次の追加販売を実施。4月下旬からは第2期販売が開始される予定。
また同日、本件事業主である東京建物ら5社は、同物件最寄り駅であるJR「大船」駅北口開設事業に係る費用を一部負担協力すると併せて発表。
大船駅改札口については、現在鎌倉市側の1ヵ所のみとなっており、地元からの改札新設の要望も多く寄せられていた。これに対し、横浜市と東日本旅客鉄道(株)とが2002年12月に事業化を前提として基本合意。東京建物ら5社は、北口開設事業の北口駅前広場、自由通路整備、北口改札口整備、連絡通路整備に係る費用を一部負担することにつき、2月27日に横浜市と協定書を締結した。
この大船駅北口開設(2006年度予定)により、駅から同物件までの距離は徒歩8分から徒歩5分に短縮される。