旭化成(株)住宅カンパニーは30日、8月1日より発売を開始する「三世代間の交流と精神的な一体感」をテーマにした戸建住宅「へーベルハウス こ・こ」の記者発表を行なった。
「こ・こ」は、大家族のような世帯交流を求めながらも、相互依存関係に否定的な親と子、両世帯の新しい価値観に応えたもの。商品名の「こ・こ」とは、ともに暮らす場所を表す「此処」、ともに集う家族がそれぞれ自立した個人であることを指す「個々」、などを意味しており、ハードな集合住宅とソフトなコミュニティ形成が統合された「集住」という考え方を取り入れている。
建物形態は、2棟のL字型を基調とした建物が一つの中庭を囲む集住型2棟建ての住まいとなっている。2つの住戸の生活空間が緩やかに連続しているため、日常生活における世帯間交流が自然に行なわれ、2棟でありながら1棟で暮らしているような精神的な一体感が得られる。
会見の席で、住宅カンパニー社長の岡本利明氏は「集住型は自立した2つの家族の住まい方における新たなスタイル。今後も広めていきたい」と述べた。
ターゲットは都市部を中心とし、潜在的な顧客を捉えて、市場を築きあげていくとしている。価格は3.3平方メートルあたり58万円から、初年度販売目標は100組200棟を予定している。