(株)ユニバーサルホームは12日、「2004年3月期中間決算短信(単体・連結)」を発表した。
当期単体業績の売上高は10億9,400万円(前年同期比38.0%増)、営業利益は1億7,300万円、経常利益は1億7,400万円、当期純利益は9,700万円。
当期連結業績(対象2社)の売上高は10億9,400万円(前年同期比46.4%増)、営業利益は1億7,200万円、経常利益は1億7,400万円、当期純利益は9,700万円であった。
同社の主な業務は、ユニバーサルホームとエコロホームのFC本部運営のほか、現在2店舗ある直営店による住宅の販売・施工。また、連結子会社である(株)ユニバーサルインシュアランスでは地盤調査業務を行なっている。
当中間期は、2月に発売した「熱強の家Class ONE」を中心に販売促進活動に注力。業界初の地熱を利用した特許取得工法である「天然床冷暖房」による大幅な省エネルギー・省コストなど、他社との差別化された商品性能と高いコストパフォーマンスを訴求するための現場見学会や会員店舗指導などを強化した。その結果、当中間期のモデルハウス等来場者数は前年同期比37.2%増、契約棟数は1,854棟と同22.1%増と大幅な伸びをみせた。また、7月に発売した、狭小地用企画型住宅「スリーエフ」などによって商品郡が充実、幅広い顧客層に提案が可能となった。
なお通期の見通しは、連結で売上高25億3,000万円(前期比49.4%増)、経常利益2億8,000万円(同75.4%増)、当期純利益1億5,000万円(同117.2%増)を見込むとしている。
また、代表取締役社長の加藤充氏によると、近年重視してきた既存加盟店の生産性向上が、回復基調にあること、商品力での他社との差別化が順調に進んだ結果、工務店などからの問い合わせが多いことから、新規加盟店募集も再開する。10月に行なわれた説明会で、既に1社が加盟、数社が進行中。今後も説明会やキャンペーンなど積極的に展開していくとしている。また、「『進化』し続けることが我が社の宿命。来春を目処に型式認定の取得準備を進めている次世代基準対応商品などの新商品開発や、約1億9,000万円の増収も期待できる一部資材の商流変更などにも積極的に取組んでいく」と語った。