不動産ニュース / その他

2004/3/22

JREM、第4回通常総会においてIREM日本支部設立を承認

(左から)Anthony W. Smith氏、定村吉高氏、E.Crag Suhrbier氏
(左から)Anthony W. Smith氏、定村吉高氏、E.Crag Suhrbier氏
総会の様子
総会の様子

 JREM・国際CPM協会は20日、第4回通常総会と記念セミナー、分科会を開催した。 

 同協会は、2001年2月の発足時より、IREM(Institute of Real Estate Management)の日本支部となることを目的のひとつとしてきた。CPM(不動産経営管理士)の資格取得者が10名以上となったことと、2003年11月にサンディエゴにおいて開催されたIREMエデュケーションカンファレンスにおける年次総会で満場一致の承認を受けたことにより、「IREM日本支部 No.110」の始動となった。

 これまでのCPM取得者は11名。同日11名が資格を取得したため、日本のCPM取得者は22名となった。同日の総会で選任された2004年度会長の山本泰然氏は、「これまでの3年間は、CPM取得が大きな目標だった。これからは、本来重要視されるべき、資格取得後の個々のスキルアップや、会員に向けての情報発信などにも力を入れていきたい」と語った。また、04年度事業計画として、商業用投資エキスパートCCIM(Certified Commercial Investment Member)連携している日本への教育の導入検討をあげている。

 IREM会長のAnthony W. Smith氏は「日本はアジア圏で最初の支部となるが、この3年間の成長率は非常に喜ばしい。現在、韓国や中国においても活動は進んでいるが、IREMが2004年度の目標としている『成長率10%』にもIREM日本支部が大きく貢献してくれるものと期待している」と述べた。また、2001年のIREM会長を務めた国際戦略親善大使のE.Crag Suhrbier氏は「支部となったことにより、お互いの商慣習の良いところを知り合い、お互いに生かし高めあっていこう」と語った。

 IREM日本支部は、IREMの規約により2004年1月10日から正式始動となり、来期JREMと統合するまでは、併立する形に。JREM会員のうち、CPM取得者および申請者はIREM日本支部の正式会員となり、そのほかの会員は同支部のアソシエイト会員となる。
 なお、初代会長には、JREM運営会長の定村吉高氏が就任する。

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