(株)長谷工コーポレーションは6日、マンション居住者向けに、老朽化したマンションの建替えについて説明した書籍『わかりやすいマンション建替えの進め方』を出版したと発表した。
ここ数年来、首都圏では年間8万戸強、近畿圏では年間3万戸強の新築マンションが供給され、分譲マンションの累計戸数は全国で約435万戸、居住人口は約1,000万人強と推計される。マンションが都市における居住形態として定着する一方で、築年数の経過とともに「老朽化」が大きな課題となっている。
法制度面では、2002年12月にマンション建替え円滑化法が施行、2003年6月には区分所有法の改正が施行されるなど、「建替え」を進めやすい環境は整ったものの、同社では、区分所有者や管理組合が具体的検討を行なおうとする際、参考となる書籍はまだ少ないとし、同書を発行するにいたった。
同書の内容は、同社建替え相談室のメンバーが国内最多となる14件の建替え実績をもとに執筆したもの。どのように建替えを成功させたかなどを、具体的事例や図表を交えて説明。マンション居住者の視点にたった分かりやすい内容となっている。
なお同書は、全国有名書店で販売される。
書 名:『わかりやすいマンション建替えの進め方』
編 著:(株)長谷工コーポレーション 建替え相談室
出版元:(株)日刊建設工業新聞社
体 裁:B5判・175ページ
定 価:1,500円