不動産ニュース / 開発・分譲

2005/6/1

藤和不動産、次世代オール電化マンション「リーデンススクエア所沢」販売開始

モデルルーム
モデルルーム
「エコキュート」のコントローラーを使って、エネルギーアドバイスサービス「でん電むし」のモニターも可能
「エコキュート」のコントローラーを使って、エネルギーアドバイスサービス「でん電むし」のモニターも可能
カーシェアリング用意される電気自動車
カーシェアリング用意される電気自動車
IHクッキングヒーターの実演
IHクッキングヒーターの実演

 藤和不動産(株)は、次世代オール電化マンション「リーデンススクエア所沢」(埼玉県所沢市、総戸数91戸)の販売を、6月11日よりスタートする。

 同物件は、西武池袋線「西所沢」駅徒歩7分、東京電力の工務所跡地に建設される地上15階建て・総戸数91戸のマンション。同社としては、全国9棟目、首都圏では「新宿アインスタワー」に次ぐ2棟目のオール電化マンションだが、外気熱利用型給湯器「エコキュート」を利用した「次世代オール電化」としてははじめての物件。オール電化を積極推進する長谷工コーポレーションから企画が持ち込まれた。

 東京電力の全面技術協力により、エコキュート、IHクッキングヒータに加え、床暖房は出光興産が開発したPTC(プラスチック発熱体)電気床暖房を採用。さらに、家庭内の電気使用状況をリアルタイムでモニター、省エネ生活をアドバイスする「でん電むし」、居室内の電化製品に優先順位をつけ、電気を使いすぎた場合、優先順位の低いものを自動的にオフ、復旧させる「ピークカット分電盤」を設置し、一般マンション比で約20%の光熱費ダウンを実現している。また、環境にやさしい電気自動車によるカーシェアリングシステムも導入した。
 間取りは3LDK(67.30平方メートル~78.31平方メートル)、予定最多価格帯は2,600万円台。販売にあたっては、東京電力によるIHクッキングヒータの調理実演や電気自動車の試乗も行っていく。これまでに300件の事前問い合わせと150組の現地来場を得ているという。

 同社は、「土地仕入れ値でバブル的な部分も見え始めたいま、マンション価格はこれ以上下がることのないレベルまで来ている。今後は安全や安心、日々の生活コストがいかに安くなるかという部分での販売競争になってくる」(取締役首都圏事業本部販売事業部長・瀬川修氏)という考えから、光熱費を低く抑えることができ、火を使わない安全性もアピールできるオール電化マンションを差別化の一環として前面に出していく方針。東京電力とは技術協力に加え、保有地情報の優先入手なども行ない、年間500戸程度のオール電化マンション供給をめざす。

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