不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2006/4/18

分譲事業にシフト、08年8月期売上倍増めざす/ノエルが中期経営計画策定

 ノエル(株)は、2006年8月期から2008年8月期までにわたる中期経営計画「cfs(チャレンジ・フォー・サクセス)2007」を発表した。

 同社はこれまで、ディベロッパー向け用地卸しのシェアが高かったが、これを一般ユーザー向け分譲事業にシフト。分譲供給量拡大、支店網の拡大による顧客接点の増大で、エンドユーザーからの売上げ収益比率を向上させる。

 主力のデベロップメント事業は、大量供給に向けた生産・販売体制を構築。05年8月期には54戸だったマンション分譲戸数を、08年には600戸まで拡大。戸建住宅も38戸から430戸に拡大する。08年8月期売上高497億円(05年8月期比276億円増)、営業利益36億円(同20億1,000万円増)をめざす。
 不動産投資開発事業は、優良案件への積極的投資とバリューアップ・リノベーション能力を向上させ投資効率を追求。08年5月期売上高278億円(同182億円増)、営業利益25億9,000万円(同14億5,000万円増)をめざす。
 アセットコンサルティング事業は、従来の賃貸仲介型店舗から商品・サービスメニューを拡大したワンストップソリューション店舗への転換と、店舗数拡大により、顧客の生涯フォローの基盤整備を行なう。店舗数は、08年8月期には10店舗に拡大(05年8月期3店舗)。売上高38億円(05年8月期比20億円増)、営業利益3億6,000万円(同5億1,000万円増)をめざす。
 
 これらの実践により、08年8月期の連結売上高を820億円(同484億円増)と倍増させ、経常利益30億円(同21億円増)、売上高経常利益率3.8%以上(同1.0ポイント増)をめざしていく。

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