不動産ニュース / 調査・統計データ

2006/6/12

平成17年度不動産証券化市場規模は約6.9兆円/国土交通省

 国土交通省は9日、「平成17年度不動産の証券化実態調査」の結果を発表した。

 同調査によれば、平成17年度中に証券化された不動産資産額は約6.9兆円と、前年の約1.3倍となった。しかしリファイナンスまたは転売が約1.3兆円(前年約1.1兆円)あり、ファンドからの転売も含めれば、実際のファイナンスまたは転売額はこれより大きいと予想される。

 スキーム別では、信託受益権を有限会社・株式会社を通じて証券化する方法が全体の約55%、3兆8,068億円を占め、Jリートは1兆7,409億円、TMK(含むSPC)は1兆2,099億円であった。

 用途別実績では、「オフィス」が約35%ともっとも多く、次いで「住宅」、「商業施設」の順。ただし、「その他」と分類された中には、「住宅とオフィス」、「住宅と商業施設」が多く含まれており、「住宅」を対象とした証券化の増加が目立ってきている。

 また、開発型の証券化については、170件・6,500億円と平成13年(44件・2,900億円)以降、着実に増加していることが分かった。

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年5月号
住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/5/1

「海外トピックス」を更新しました。

サントスの「動く博物館」と中心街の再活性化【ブラジル】」を更新しました。

ブラジル・サンパウロ州のサントスでは、旧市街地2.8キロをめぐる「動く博物館」が人気となっている。1971年には一度廃止された路面電車を復活して観光路面電車としたものだが、なんと日本から贈られた車両も活躍しているという。