不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2006/8/23

不動産流動化事業により大幅増収/サンシティ06年12月期中間決算

同社代表取締役・小出泰啓氏
同社代表取締役・小出泰啓氏

 (株)サンシティ(仙台市青葉区、代表取締役:小出泰啓氏)は21日、「2006年12月期中間決算」を発表した。

 当中間期(2006年1月1日~6月30日)の連結業績は、売上高165億7,400万円、営業利益11億7,100万円、経常利益9億9,100万円、中間(当期)純利益5億5,000万円となった。

 セグメント別では、分譲マンション事業の売上高が95億6,000万円(前期比増減▲2億7,200万円)。マンション建設に適した用地取得や、好立地の物件を低価格で提供できたことから堅調に推移。当初計画を上回る契約状況となり、引渡しも順調に推移した。
 不動産流動化事業については、期初予算に含まれていない物件の販売ができたため、売上・利益ともに当初計画に比べ、大幅に増加。特に一棟販売が前期比増減54億1,000万円増加の68億2,700万円と大幅な増加となった。

 同社は、東北や北関東エリアを中心に分譲マンションの販売を行なっており、宮城県では仙台市以外のエリアをシェアとしている。主に地元の独身者や地元工場勤務者、シルバー層などをターゲットに、低価格なマンションを供給。2003年~2005年には東北マンション供給戸数1位を獲得している。

 同社代表取締役の小出泰啓氏は、説明会で「今後は、地方の時代がくる。ターゲットを絞りこんだ上で地価が安定している地方都市で、土地を安く仕入れ、分譲マンションや商業施設など高利回り物件を積極的に開発していく。ここ1,2年の仕込みが勝負となる」と述べた。

 一方、2006年4月からは耐震補強事業に着手。子会社(株)サンシティビルドを取得し、宮城県沖地震対策として、特に早急な対応が必要とされる木造住宅に向けた耐震補強事業を展開、事業基盤を確立するとしている。

 なお、通期(2006年1月1日~12月31日)の連結業績予想は、売上高512億6,300万円、経常利益55億5,800万円、当期純利益31億3,900万円を見込んでいる。

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